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知る人ぞ知る「スターライトカフェの珈琲」

 

☆その1「シングルオリジンスペシャルティ珈琲」

スターライトカフェで提供していた珈琲は、学生の頃から「珈琲が大好き」だった店主が、何年も何年も掛かって探し、ようやく自信を持ってお客様にシェア出来ると見つけた「特別な珈琲」であります。

遡ること今から約40年前、店主がまだ学生だった頃、UCC、KEY、MJB、HILLSなどの豆からドリップする珈琲の味を知り、その味と香りに魅了されたのが、そもそもの始まりです。

中学、高校、大学と進むにつれ1日1杯だった珈琲も2杯、3杯と増えて、深夜のレポート書きなどは「珈琲中毒」になるのではないかというぐらいに、1日中切れる事がないほど常に珈琲を飲んでいたという時期もございました。

(今思えば、もしかするとタバコのニコチンと似たような中毒になっていたのかも知れませんが…)

やがて就職をし、結婚と同時に札幌から函館へと転勤となった訳ですが、ここで1回目の運命的な出会いがありました。

今からもう25年くらい前のお話になりますが、当時、函館の五稜郭電停のすぐそばに「やまいち」という喫茶店がありました。

そこのマスターが自ら焙煎し、淹れてくれるブラジルの美味しさと言ったら、今まで自分が飲んできた珈琲とは次元を逸する美味しさでした。

自分が喫茶店などで「あまりにも美味しくてお代わり」したのは、この時を始めとして、人生において、たったの2回だけです…

それほど異様に美味しかったのを今でも忘れることが出来ません。

自分は、元々「ブラジル大好き人間」だったという事もあるのですが、

マスターに「このブラジル、もの凄く美味しいです!!」と伝えたところ、

「ブラジルという豆は、火入れがとても繊細で、この私でないと、絶妙な焙煎によるこの香ばしい独特な香りや味は、絶対に出せないんですよ…」と、とても嬉しそうに話してくれたのを今でも鮮明に思い出します。

そして、函館転勤から札幌に戻り、はじめてスペシャルティ珈琲に出会ったのが、今から約20年前のお話し。

当時住んでいた社宅から比較的近いところに「横井珈琲」さんがお店をOPENさせました。(今の本店です)

そこで初めて「スペシャルティ珈琲」という物を知り、珈琲=果実であるという感覚を得ることが出来ました。

「深煎りネルドリップ」という、それまで札幌で流行っていた味に、「本当に美味しい珈琲とは何か?」と自分の中で「疑問」を持ち始めたのも、振り返れば、横井さんが焙煎するこのスペシャルティ珈琲の味と香りを知ってからの話になるかと思います。

そして、いよいよ「人生で2度目の珈琲のお代わり」です…

今から約16年ほど時を遡りますが、美しい景色で有名な美瑛方面に夫婦で旅行に行ったとき、当時は、ナビにも載っていない住宅地の中に「GOSHというカフェ」がありました。

今では混雑して入店する事も難しいような超有名店ではありますが、当時は先客が1名居るだけの知る人ぞ知る「超隠れ家カフェ」でした。

オープンして間もない頃の当時は、店主さんと奥様2人だけで店を営まれており、店主は珈琲を焙煎、奥様はパンを焼いて販売するという、「ほのぼの田舎カフェ」を絵に描いたようなとても素敵なカフェでした。

カウンターの奥では、店主さんが黙々と珈琲豆のハンドピッキング作業をしており、先客も帰られ、自分達2人だけのゆったりとした時間が流れる中、店主自らとても丁寧にハンドドリップして淹れてくれた珈琲の美味しさといったら、「まさに異次元の美味しさ!!」でした。

「やまいちのブラジル」に続いて、これが人生二度目のお代わりです。

どちらも今では「幻の珈琲」で、その後、何度かそれぞれのお店に伺いましたが、「店主が自ら心を込めて淹れた珈琲」でなくては、同様な感動を得る事が出来ないと知りました。

二度と飲めない「幻の珈琲」

…わたくし、スターライトカフェの元店主が未だに追い求めているのが、

 

これら「幻の珈琲」に匹敵する「感動品質の珈琲」であります。

今でもプライベートにて、「幻の珈琲」に匹敵する珈琲を淹れてくれるカフェを道内全域、はたまた関東に至るところまで範囲を広げて、延々と探しておりますが、未だに自分が満足できるような「感動品質の珈琲を提供しているお店」が、1軒も見つからないというのが正直なところです。

(皆様の中で、これぞ!というお店がありましたら、是非とも教えてください… 求めているのは、自分が淹れるのではなく、感動品質の美味しい珈琲を淹れて貰いたいのです)

お店のFaceBookの投稿や、SNSなどでも書いておりますが、過去に「美味しい珈琲」を求めて、道内を探し回り、1年という期間で約100軒のカフェを巡ったことがあります。

たまたま記録を残すようにした1年という期間で約100軒ですので、記録を取っていない過去も含めて全てをトータルしたら、一体何件になるのか? 正直、さっぱり判りません(笑)

それだけ回っても残念ながら収穫は、ゼロです!

「まあ、まあ、美味しい…」と合格ライン超えは数軒あっても、「幻の珈琲」に匹敵する珈琲は、ハッキリ言ってZERO。

 

合格ライン超えも、片手があれば十分という少なさです。

初めてスターライトカフェにお越しになった多くのお客様から「酸っぱくない珈琲はどれ?」と良く言われました。

最初は「えっ?!」と思いましたが、

本当に多い…

非常に残念ながら、これが「札幌のカフェの現実です!」

​「酸化して不味い粗悪な豆」を提供している

カフェや喫茶店が如何に多いか?

 

非常に嘆かわしい事ではありますが、

初めて来店されたお客様が口々に申される「酸っぱくない…」が、その事実を物語っております。

粗悪な豆の酸っぱさを誤魔化すための「深煎り&ネルドリップ」

自分達夫婦も札幌市内問わず、とても多くのカフェを廻っていますが、10分もすると「酸化した酸っぱさ」でブラックではとても飲めなくなるような粗悪な豆を使って珈琲を提供されているお店が、実に少なくありませんでした。

 

 

むしろ、カフェや喫茶店とは「名ばかり」の、

そのような「悪質なお店」が如何に多いか…

 

「本来の珈琲の美味しさを知っている者」としては、とても残念な事であります。

そのような「残念なお店が蔓延している原因」は一体何処にあるのか?

本物の珈琲の美味しさを知らない人は、札幌に古くからある

この「深煎り&ネルドリップ神話」に騙されているという事に全く持って気が付いておりません。

平成も終わろうとしているのに「昭和のまま」の認識です。

ハッキリと申しますが、深煎りは、「豆の品質が良ければ良いほど」、

本来の珈琲豆の「良さをダメ」にします。

ウチのお店の「秘密のカリスマ焙煎師」さんが言うには

「あんなモノはただの炭です。珈琲と呼べるモノではない!!」​

「タバコや科学調味料にやられて舌が完全におかしくなっている証拠ですよ!」

浅煎りも深煎りも真の焙煎師さんに言わせれば「誤魔化し」以外の何物でもありません。

浅煎りは、単なる焙煎の技術力不足。

度を超えた深煎りは、豆の品質&鮮度に自信が無い。

「やまいち」の店主も、カウンターに座る私に目を輝かせながら申しておりましたが、「豆の良さを最大限に引き出す絶妙な火入れ、焙煎技術が腕のみせどころなんです♪」

過去に様々な珈琲を飲んで来ましたが、私も同様に思う次第です。

焙煎と同様にとても重要なのが、ドリップです。

素材の良しあしを決めるのが「焙煎」であるとしたら、

ドリップは「調理」にあたります。

「ネルドリップ」確かにマイルドに抽出できる優れた手法です。

どんな豆でも店主が淹れようが、バイト君が淹れようが、あまりブレる事無くマイルドな珈琲を提供することが可能です。

…では、それがベストな抽出方法か?

  答は「否」でございます。

誤解されては困るのですが「ネルドリップ」を否定している訳ではございません。

「ネルドリップのマイルドな味が好きだ!」

…大いに結構な事だと思いますし、それは「個々人の好き好きの問題」だと思います。

ただ間違わないで欲しいのは、鮮度の良い良質な珈琲豆を使用し、

その良さを最大限引き出すには「ネルドリップはふさわしくない」

という事です。

味噌ラーメンが、いや自分は醤油が好き…

大いに結構です。

でも、良質な豆のポテンシャルを引き出す「最良のドリップ方法では決して無い」という事を間違わないで頂きたい!

信じられないのであれば、実際にブラインドテストをしてみて頂きたいのですが、3人でペーパードリップとネルドリップを行った場合、

ネルは個々人の違いがとても判りにくいのですが、ペーパーでは、「豆が違うのではないか?」と思えるくらいに個々の差がハッキリと出るはずです。

もちろん、基本の抽出法をしっかりと勉強&練習した上での比較です。

店主が淹れても、バイト君が淹れても、さほど違いが出ないのが「ネルドリップ」それだけ許容量が大きい分、繊細なドリップは出来ないという事でもあります。

​仮に店主自らの焙煎豆でもドリップがバイト君だともはや「幻の珈琲」にはなりえないというのは、素材が同じでも「調理」が違うという事です。

例えばの話…

シェフ自らとバイトのおばちゃん… 同じ訳が無いと思いませんか?

お判り頂けたでしょうか?

そんな事で「自分が行くカフェ」「自分が認めるカフェ」は、未だに探している最中という状況であります。

同時に「無ければ、創ることが出来ないか?」

 

 

…という考えから生まれたカフェが「スターライトカフェ」という、カフェの概念や常識を遙かに超えた、世界で唯一の類まれなるお店でした。

「感動品質か?」と言われると、焙煎された豆という「素材は感動品質」なのですが、調理であるドリップが正直まだ「プロになりきっていない」部分があるのではないかと思われます。

それでも、市内で何とか合格ラインを超える事が出来た「トップ3には全く負けない」と自負しているところです。

(素材、水、ドリップどれも、そもそもの求めている次元が全く違うので当然なのですが)

ドリップの至らなさは、職人さんが手作業で造ったドリップポットの性能と今後の私の精進と努力に掛かっているとして、素材である珈琲豆を提供してくれる「焙煎師さん探し」もカフェ巡り以上に実は非常に大変でした。

過去に飲んだ「幻の珈琲」に迫る品質を提供したい!

…その一心で、年単位の期間を要して、自分が「これだ!」と心から満足できる「本物の焙煎師」さんを必死に探し回りました。

ちょうどシェフが究極の料理を作るために目ぼしい各農家さんを巡るのと似たような感じなのかも知れません。

焙煎師さんも様々な方がおりますが、真面目に探すと、これまた満足できる「カフェ」同様になかなか見つからないものでした…

そこでようやくの思いで出逢う事が出来たのが、今の秘密の「カリスマ焙煎師」さんなのです。

「何故秘密か?」と申しますと、当店とお取引をしてもらう為に頼み込んだのですが、「内緒にする事を条件で」と言われました。

…ですので、それを守って秘密の「カリスマ焙煎師」さんと呼んでおります。

(焙煎師さんとの鉄の約束ですので、聞かれても絶対にお教えできません)

最後に… 過去にお客様から「何故、自家焙煎しないの?」と聞かれたことがあります。

正直、自家焙煎に興味はとてもあるのですが、「感動品質」を得るには、素人が簡単に出来るような安易なものではないと私は感じております。

ましてや、カフェという店をやりながら片手間に焙煎など言語道断…

…という考えから、餅は餅屋でその道の「プロ中のプロ」に依頼する形を当店では取らせて頂いている次第です。

珈琲の「本当の美味しさ」を知れば知るほど、「焙煎技術の大切さ」が身に染みて判るようになります。

さて、異様に長い前置きでしたが、なにはともあれ、要は当店が提供する珈琲をたった「ひとくち飲んで」頂ければ、正しい味覚をお持ちの方でしたら、すぐに「違い」が判って頂けると思います。

どんな事でも、実体験に勝るものはございません…

★当店が扱うシングルオリジンスペシャルティ珈琲は、店主が唯一認める「凄腕カリスマ焙煎師」さんが真心を込めてローストした新鮮な珈琲豆をこだわりの「羊蹄の湧水」にて丁寧にドリップしたうえで、皆様に提供させて頂いておりました。

 

「珈琲の味が本当に判る」という真の珈琲好きな方、まかりとおる偽物ではなく「本物が判る」という人にこそ、是非とも当店の珈琲を試して頂きたいと思い、「スターライトカフェ」というお店を創りました。

残念ではありますが、今では、このスターライトカフェの珈琲も「幻の珈琲」に仲間入りとなりました。

過去にスターライトカフェが提供する「幻の珈琲」が飲めたという方は、「本物の珈琲」を知っている私と同様、きっと幸せだったのではないかと思います。

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