[ねこの隠れ家]
「ねこの隠れ家」とは…
その昔、円山の地下にひっそりと志高き人だけが辿り着く事ができた「スターライトカフェ」という名の幻カフェが在りました。夫婦2人で営むとても小さなカフェで、素晴らしいお客様達に支えながらの実に幸せな営みを細々としておりましたが、不運にも交通事故による怪我による大幅なるメニュー変更&営業形態と時間の変更加え、体調不良が重なり、その後の業務継続が困難となったために、2018年の末にお店を閉じざるを得なくなりました。
閉店後、お店で使用していた拘りの音響機材のうち、「JBL ProjectK2 S9500」というバブル期の巨大なモンスタースピーカーやドーム級のコンサートホールや映画館で使用される巨大な2基のサブウーハー(EV-TX1181)は、設置場所の関係で売却したものの、世界で1組しか存在しないモノラルペアの真空管アンプなどは、手放すには非常に惜しいという理由で、そのまま自宅へと持ち帰り、それまで使っていた機器(マッキントシュなど)と入れ替える形で、プライベートにて使用する事に致しました。
機器を入れ替えた当初は、組み合わせの違いや各機器の特性・相性などの違いによって、かなりの音の変化が生じたため、バランスを整えるのにとても苦労致しましたが、約半年掛けてセッティングをじっくりと煮詰める事によって、以前、カフェで提供していたサウンドとはまた違った形で、自分が納得できる「心地よい癒しのサウンド」を手に入れる事が出来ました。
お店では、北海道内No,1、いや日本国内No,1のサウンドクオリティを目指し、どの席に座っても両チャンネルの音がしっかりとお客様の耳に届くよう、角度も含めミリ単位で煮詰めたセッティングを施しておりました。限られた一部のカテゴリー、JAZZやクラシックだけではない、どんなジャンルのソースを演奏しようとも不快な刺激音を一切発生させる事無く、人間の可聴領域をはるかに超えたワイド&クリアー、そしてダイナミックレンジに富んだハイクオリティで、とても心地の良いサウンドを全てのお客様に提供するという、決して誰にも真似する事ができない、画期的で類まれなる「独自の音響システム」を構築しておりました。
店内に1か所しかない「特別なリスニングポイント」に着席すると、オリジナルチューニングを施した各機器の超性能に加え、独自の音響セッティング技術により、本物のコンサートに迫るリアリティーを実現、業務用PA機器をはるかに超えたクオリティーの高い立体音響が室内全体にほとばしる、さながら目の前でアーティスト達がリアルに演奏してくれていると錯覚するほどの驚愕のサウンドを提供する事が出来ておりました。
ProjectK2 S9500や2基のエレクトロボイス TX1181 がもたらす超絶サウンドの恩恵を失った自宅のシステムでは、カフェで提供出来ていたかつてのサウンドは残念ながら再現出来ません。
バブル期の産物である「削り出したアクリルホーンから放出される4インチドライバー」の全身を突き抜けるような強烈なエネルギーがもたらす躍動感のあるサウンドや、「バーチカルツイン方式」ならではの鮮明な輪郭と音像、サブハーモニクスシンセサイザー&口径46cm最大132dBを誇るツインウーハーが放つ、地を這うような重低音を超えた、もはや音ではない風圧として感じる低域などなど…
これらの驚異的な頂上サウンドを自宅で鳴らすのは、物理的にも到底無理なお話しで、あのサウンドをもう一度再現する事は、完全に不可能な事であります。
(仮に再現可能だとしたら、ご近所様から思いっきり苦情が来ちゃいます)
かつて円山にあった店舗の時とは違い、「純粋なるプライベート用途の音響機器」なのですが、ふと「こんな癒される心地よいサウンドを独り占めしておくのは実に勿体ない気がする… もし、希望する人が居ると言うのなら、シェア出来ないものか?」
…そんな風に思ったのが「ねこの隠れ家」という名のミュージックヒールングルームを思い立ったきっかけです。
自宅のリビングというプライベート空間を「ミュージックヒーリングルーム」という形でシェアする関係上、この世知辛い御時世、セキュリティーという名の「安全性の問題」があり、誰でも彼でも不用意に自宅に招き入れる訳には参りません。決して得体の知れないお客様ではなく、当然のこと、素性のハッキリした「信頼のおけるお友達」という扱いでなくてはなりません。
以前、スターライトカフェにて提供していたような厳格かつ雄大なサウンドの提供は、残念ながらもう出来ませんが、「心地よい癒しのサウンド」という意味では、我が家のシステムもそうそう悪くはございません。
オールマグネシウムラジエターユニットから優しく流れ出る、きめの細かいサウンドは、癖や色付けがとても少なく、実に美しく心地良い音色を奏でます。また、真空管の王様と呼ばれる300Bを出力管に使った2台のモノラルパワーアンプは、オリジナルのチューニングを施した世界で唯一のアンプで、現在、2種類の出力管と10種類を超える個性豊かな初段管により、それぞれの組み合わせをチョイスする事によって、20通り以上の繊細な音の変化を楽しめるという非常に希少で贅沢なシステム構成となっております。
(※最初は、当方オススメの組み合わせ/一番良いと思われる状態での提供と致します)
例え総額が数千万円もするようなブルジョアなシステムだとしても所詮は市販機器を組み合わせて、単に繋げただけのもの。
そんなモノなどには、決して真似することなど出来ない、表現力を極限まで高めた唯一のシステムが「ねこの隠れ家」が他に誇るシンプルかつ究極のシステムであり、私が提示させて頂く「ひとつの回答」でもあります。
音楽が本来持つ「癒しの力」
それを可能な限り、極限まで引き出す目的でチューニング、セットアップされた「ねこの隠れ家」の世界で唯一のオーディオシステム。普段聴き慣れた曲から、今まで気が付かなかった楽器の音色やコーラス、アーティストの息遣いなど、きっと新しい発見が得られる筈です。あなただけの癒しの時間と空間、世界で唯一の存在である貴方の為だけに大好きなアーティストが目の前で演奏を繰り広げるバーチャルステージ。貴方だけの新しい扉が開かれることを願い、フレンドリーかつ真心をもって対応をさせて頂きます。
日々頑張る貴方が、大好きな音楽で心身共に癒される事を心から願っております。
「ミュージックヒーリングルーム」は、ビジネス目的の取り組みでは決してありません。しかし、自分の貴重な時間を費やし、更に電気オーブンレンジに匹敵するような電気代なども含めて、維持管理に驚くほどのコストを要する高価な機材(真空管は消耗品です)を提供するのに、無償でボランティアをする気も全くございません。お客様ではなく、「お友達として」我が家にお招きするのですが、「機材維持費」(ルーム利用料)という意味でのカンパをお願いしたいと考えております。例えば、比較的、判りやすい例を挙げますと「車は俺が出すから、ガソリン代ヨロシク!」と同じような考え方です。
我が家のシステムは、オーディオ界で言うところの古いフェラーリか年代物のロールスロイスのようなものですので、そのガソリン代やタイヤなどの消耗品も当然高額になります。それらに比類する「特別な価値のあるもの」をシェアしているという事を十分に御理解のうえ、当ルームを利用頂けると有り難く思います。
当ルームをシェアするに至った意図や類い稀れなる「価値感」を良く御理解頂いたうえで、興味が沸いて「利用してみたい!」と思って頂けましたら、別ページに記載の「利用方法」をご覧になってください。
※現在、「中国武漢ウィルス」の悪影響により、ルーム利用に関するサービスは全て中止する事に致しました。代わりにYOUTUBEによる「バーチャルミュージックヒーリングルーム」のコンテンツを公開しております。真空管300B&JBLが奏でる、独自のサウンドによる心地よい雰囲気を以下のURL紹介する「YOUTUBE動画」にて、ごゆっくりお楽しみください。
元STARLIGHT CAFE 店主 / 「ねこの隠れ家」家主